2015年3月10日火曜日

介護保険制度を利用しての居宅介護住宅改修(茂原市 H様邸浴室リフォーム工事)

H様ご夫妻より浴室リフォームのご相談を頂きました。

ご要望を伺いながらショールームを案内させて頂いた際、立ち座り動作がお辛そうな奥様のご様子がとても気にかかりました。見積訪問の際にその事についてお伺いした所、要介護認定審査は受けていないけれども、立ち座り動作や段差にとても苦労されているとのお話でした。今回浴室リフォームをご検討されたきっかけも、奥様のご苦労を少しでも緩和してあげたいと思うご主人様のお気持ちからでした。

そこでリフォームの前に要介護認定申請をお勧め致しました。認定されれば介護保険制度の居宅介護住宅改修サービスを利用する事が可能となります。

(BEFORE)


 四方に手すりはなく、入口には125mmの段差が有りました。
当初は『浴室すのこ敷設+手すり設置』もご検討されていましたが、清掃性等も配慮した結果、システムバスへのリフォームとなりました。

(AFTER)



どの位置からでも立ち座りが楽になるようにと、四方に手すりを設置。入口はフラットに。床は高齢者福祉施設でも採用されている、清掃しやすく滑りづらい磁器タイル床です。ご主人様から奥様へ、真心のこもったリフォームの贈り物です。

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足腰の悪い方がご自宅の段差等で転倒・骨折をしてしまう家庭内事故は、実際とても多く起きているそうです。住み慣れているからこその油断が事故を招いてしまうようです。そして家庭内事故が原因でご自身で身の回りの事が出来なくなり、お辛い思いをされている方も多くいらっしゃいます。

リフォームは決して贅沢な事では有りません。特に手すりの設置は家庭内事故を防ぎ、家族全員がお健やかにそしてお幸せにお過ごし頂く為の安全対策です。階段で大きな地震に遭った時、腰痛や体調不良でトイレや浴室の立ち座りが辛い時、玄関で靴の脱着をする時など、手すりが有れば無理な姿勢による怪我を防ぎ、辛い時の支えとなります。

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要介護認定審査を受けられた事もあり、リフォーム完了までお時間を頂いてしまいましたが、H様ご夫妻から過分な感謝のお言葉を頂いたと担当Sがとても嬉しそうに話をしていました。これからも嬉しい笑顔をもっともっとたくさん見るために、精進して参ります!!←いつも同じセリフを言ってますね(笑)

(追記)
H様は浴室リフォームと同時に、洗面化粧台入替やトイレリフォームなどもされました。洗面化粧台の画像を紹介させて頂きます。

以前の物より洗面台の高さが高くなり、足腰への負担が減りました。壁側にはホーローパネルを貼設。水はねによる壁紙の損傷を心配する事もなく、お掃除も楽チンです♪